南アフリカ政府公認の日本人で初めての女性サファリガイド「太田ゆか」さん!2023年1月9日にはテレビ番組『クレイジージャーニー』にも出演!
ゆかさんはサファリガイドになって具体的にどんな仕事や活動をしているのでしょうか?Instagramの写真と共に活動内容を見ていきましょう!
太田ゆかのプロフィール
参照元:yukaonsafari Instagram
出生地:アメリカ・ロサンゼルス
育ち:日本・神奈川県
誕生日:1995年
年齢:満28歳(2023年)
大学:立教大学観光学部交流文化学科
職業:環境保全サファリガイド / 野生動物保護
太田ゆかさんの詳しい経歴やガイドになった経緯・やりがいについてはこちら
テレビ番組『クレイジージャーニー』『こんなところに日本人』『坂上どうぶつ王国』などにも出演している、日本人女性初となる南アフリカ政府公認サファリガイドの「太田ゆか」さんに注目!
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太田ゆかはサバンナでどんな仕事や活動をしているの?
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サファリガイドと聞くと、お客さんをサファリカーなどに乗せ、運転しながら野生動物をさがして見せてくれるのが基本ですよね。
ゆかさんはただ見せるのではなく、サバンナにある物事すべてにちゃんと理由があると考え、きちんと生態系の中での役割や、野生動物を守らなければいけない理由も伝えます。
例えば、「ゾウはあまり消化効率がよくないためウンチにたくさん栄養分が残っていて、そのウンチが他の動物の食料になる」ことで生態系は繋がっているとか。
ちなみにウサギも消化が得意ではなく、うんちにまだ栄養分が残っているため、自分のうんちをそのままおしりから食べて、もう一回消化するとゆかさんは言います。
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そしてガイドの仕事と並行して行っているのが、サイなど野生動物の保護活動です。特にサイの角は高く売れる為に密猟者に狙われてしまいます。
特に東南アジアで高く売れるため、密猟はアジア人のせいというイメージがあり、ゆかさんもそういう目で見られることがあるそうです。
しかし、日本の方々からの支援でサイを守ることに貢献できたことは、ちゃんと現地の人にも伝わっているようです。
人間の欲を満たすために、角を取りたいがために、サイは殺されていきます。ゆかさんたちは、密猟者からサイを守るために、先に角をとってしまい厳重に保管するという活動をしているのです。(また生えてくるのだけどね)
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ゆかさんの活動内容をまとめるとこんな感じです。↓
環境保全活動
・毎日サファリドライブをして生態調査のためのデータ収集
・外来植物除去 など
動物が活発な涼しい早朝と夕方にサファリドライブを行うため、夏場は4時に活動を開始し、終わるのは19時頃。ナイトサファリがある日は22時まで活動は続くそうです。
サファリガイドの1日は長いですが、何か珍しい動物や絶滅危惧種に出会えた時の嬉しさは特別のようです!仕事は、6週間活動して2週間オフになるというシステムだそうです。
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動物保護活動
・密猟から守る工夫
・密猟者の罠回収
・罠にかかった動物を救う
・保護区の生体整備
・遺伝子多様性を守る など
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日本でのトークイベントやメディア出演
ゆかさんは日本の企業に招かれサファリの生態系の話などをする機会が度々あるようです。
またインタビューを受けたり、テレビ番組に出演することで、日本の方へサファリの現状を周知したり関心を仰ぐことができますね!
後程紹介する漫画家さんも、ゆかさんをテレビで見て密猟などの現状を知り、漫画を描くことでより多くの人に知ってもらおうと動いた方です。
ゆかさんがクラウドファンディングでサイの角を守るプロジェクトを立ち上げた際に参加し、ゆかさんと接点が持てたようです!
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クラウドファンディング
多くの保護区で、サイの角切りの活動資金を観光収入でまかなっていましたが、コロナ禍で観光客が来なくなり、費用が捻出できなくなってしまいました。
そこでゆかさんが思い付いたのがクラファンです。インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達し、活動費用に充てています。
これまでに6頭のサイの角切りを成功させることができており、それは、つまり6頭のサイの命を密猟者から守ることができたということになります!
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You Tube配信(バーチャルサファリ)
アフリカの大自然や環境保護に興味を持ってもらえるように、現地アフリカからサバンナの野生動物や保護活動の様子を配信しています。
You Tube: Yuka on Safari
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このように、ゆかさんはこの地球環境を守ろうと思ってくれる人が増えてくれるように、人と自然をつなぐことをガイドの使命として自分にできることをがんばっています。
「死ぬまでサバンナにいる!」と言っているなんとも頼もしい方です!(笑)
サファリの動物たちが直面している問題とは?
参照元:yukaonsafari Instagram
気候の変化がもたらす影響
地球温暖化が原因とされる干ばつや洪水の影響で、多くの動物たちが危機に瀕しています。
象の牙やサイの角を目当てにした商業的な密猟の深刻化
1日3頭ものサイが殺されていて、サイの絶滅が危惧されています。
現地の貧困層が食料を獲得するために行う密猟の罠
インパラなどの草食動物を狙って仕掛けられた罠でも、象の足に引っ掛かってしまったり、ライオンの首を切ってしまったり、この罠がもたらす弊害は計り知れないそうです。
太田ゆかが漫画のモデルになった?!
参照元:Amazon
トラ太郎さんという方が執筆した『アンガーデッド』という漫画の主人公は、ゆかさんをモデルに描かれています!
アフリカにおける密猟や環境破壊の現実を知ってもらい考えてもらうため、関心のなかった人にも保護活動を始めるきっかけにしてもらうために制作されました。
ヒットする作品かを考え利益を目的とする出版社からは、アフリカ・環境・動物保護といったジャンルでは原稿料をもらいながら執筆することは叶わなかったそうです。
それでもトラ太郎さんはどうしてもこの作品を諦め切れず、自己出版での執筆を決意したそうです。
興味のある方はこちら→Amazon
太田ゆかから私たちひとりひとりへ
参照元:yukaonsafari Instagram
長い地球の歴史を考えると、ヒトはずっと生態系の一部として他の動物と共生していました。
知能や技術が発達して人間のためだけの便利さを求めるようになったのはつい最近のことです。
現代の生活はものや人であふれています。
私が文明から離れたサバンナで暮らしていて感じることは、生きていくために本当に必要なものは実はほんの少ししかなくて、とてもシンプルな生活でも平和に幸せに暮らすことができるということです。
私たちが忘れてしまいがちな「人間も自然の命の輪の一部である」ということを意識し、何かを購入・消費する時にそれは本当に必要なものなのかと一度自分に問いかけてみると良いのかもしれません。
私たち人間が健康に暮らしていくには、今残されている自然を大切にしていかなくてはなりません。
より多くの人が周りの自然への尊敬を忘れずに生活できれば、真の動物との共生社会に近付けるのではないでしょうか。
引用元:cosmopolitan.com
まとめ
ゆかさんの活動をより知っていくほど、現代社会に生きる私たちは考えさせられるものがあるのではないでしょうか。
このブログを書いている私も興味を持って読んでくれているあなたも。少しずつ自分にできる行動が起こせたらいいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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日本人女性で唯一「太田ゆか」さんだけが保有している南アフリカ政府公認のサファリガイドの資格。1人だけと聞くとすごいですよね!
ゆかさんは、日本との架け橋になるべく、環境保全や動物保護に取り組んでいる愛に溢れた方です[…]